相転移について
相転移とは、物質の状態(相)が変わることを指す用語である。
例えば、水(液体)を冷やし続けると氷(固体)になり、熱し続けると沸騰する(気体になる)のがイメージしやすいのではないだろうか。
この記事では「相転移」は、エネルギーを注いだ結果、何かを習得したり会得して、「フェーズが変わる」ことを指している。
私自身、「相転移」の発生を目指して学習や活動と発信を続けており、「相転移」についての考えをまとめ、時々読み返し、折れない・諦めないことが重要であることを思い出すためにこの記事を書いている。
この記事を読んでいただいた方にも「相転移」について共有できれば幸いである。
とにかく続けることが大切
さて、水(液体)を冷やし続けると氷(固体)になり、熱し続けると沸騰する(気体になる)訳であるが、水が氷になるには、水が0℃になるまで冷やし「続けなくては」ならないし、沸騰させるには100℃になるまで熱し「続けなくては」ならない。
どちらにしても、エネルギーを注ぎ「続けなければ」、相転移に至ることはないのである。
途中でエネルギーを注ぐことを止めれば、水は常温に戻ろうとする。
諦めて止めてしまったら、いつか元通りである。
結果や成果が出ない時も、「相転移」に近づいていることを認識し、コツコツとエネルギーを注ぎ続けるのである。
折れずに、諦めずにエネルギーを注ぎ続けた者だけが、相転移にいつかたどり着き、「何者」かになるのである。
ごくごく当たり前の事を書いたが、事実であり本質である。しかし、これを学習や練習に置き換えると意外とできないものである。
エネルギーを注ぎ続けていても、成果が見えないと「やったって無駄」「私にはできない」と、早々にあきらめてしまいかねない。
その点、好きなことであれば、たとえ成果が出ていなくても「好きだから」というモチベーションでエネルギーを注ぎ続けるハードルは低い。
そういう意味も含めて、「相転移」に至るまでエネルギーを注ぎ続けることができ、結果的に「何者」かになる可能性が高い。
昔から言われていること
「下手の横好き」とか「好きこそものの上手なれ」ということわざがある。
説明は不要かもしれないが、一応説明を載せておく。
- 「下手の横好き」・・・好きだけれれどうまくならない人=相転移前の状態
- 「好きこそものの上手なれ」・・・好きが高じて上達した人=相転移に至った状態
「相転移」の文脈では、このように考えると説明がつく。
「下手の横好き」でも、ずっと続けた結果「好きこそものの上手なれ」になることができる。これらのことわざが現在も通じることからも、同じような考えが昔からあり真理なのだろう。
繰り返しとなるが、自身の「好き」には、時間・労力・お金を注ぎ込むハードルが低いので(それ自体がモチベーションであったりするし)、「相転移」に至りやすいのは想像に易い。
現実的にはメイン要素とサブ要素に分かれると思うので、メイン要素を先鋭化させていくことがその人の具体的な「強み」になると考えている。
アウトプットしないのも「0」と同じ
あとは他の要素と掛け算をして、どうアウトプットにつなげるかである。
この掛け算が多い人ほど、アウトプットした時の数値が大きくなる。そして各要素を深化させるほどアウトプットの数値は大きくなる。アウトプットについての思考・方法・技術……そちらの「相転移」も出来れば強い。
そして、アウトプットした数値が「しきい値」を超えたときに「相転移」は訪れるのだと私は考えている。
その「しきい値」がいくつで、現在のアウトプット数値がいくつかを知る由はない。
しかし、そこに至るプロセスを含めて楽しんでしまえるのが強いのではないか。などと考えて日々過ごしている。
ただ、何をするにしてもどのような形であれ、アウトプットすることは意識して行って欲しい。
「アウトプット」をしなければ誰かにそれが届くことはないので「×0」であり、何もないことになる。
私はこんなことを考えてエネルギーを注ぐ(中断はしても継続は止めない)ことと、コツコツ継続することを行っている。注げるエネルギーの多い少ないは様々な状況が絡むので何とも言えないが、100のエネルギーを1回注ぐよりは、1のエネルギーを101回注ぐ方がトータルとしては勝つのである。
「習慣化」で語るべき内容だとは思うが、とにかくコツコツ積み上げることが重要である。
結局は「好き」が残るよね
私もサボるし、飽きて止めてしまったこともある。そんな中で続いているものは、「好き」なのであり、放っておいても自然とエネルギーを注いでしまうものだと考えている。
「不得手を克服するより、得意を伸ばす方が良い」とはよく言われるが、基本的に「好き」とか「好きではないけれど嫌いじゃない(ニュアンス伝わるでしょうか?)」じゃなければ続かないのよね。
40代ともなると、“人生の残り時間”も何となく意識に現れてくるようになる。
まだまだ残り時間はあるのだけれど、無意識下にいつの間にかカウントダウンメーターが設置されてカウントダウンが始まっているような感じ。
今から「何者」かになる必要性を考える時もあるけれど、「好き」を追及することそれ自体が“豊かな人生”とも言えるし、得られたものを社会や次の世代に還元していくことが、自分の役割であると同時に、自分にとっての幸せや喜びになると信じている。
そういう訳で、今日もコツコツと積み上げていきたい。
それではまた。
