私は生活においてスマートフォン、タブレット端末、パソコンを使っています。
2025年10月にWindows10のサポートが終了するにあたり、私のパソコンはCPUがWindows11の要件を満たしておらずアップデートの対象外となっておりました。
メモリ増設やHDDからSSDへの交換など、古いながらも快適に動くように手を尽くしていましたが、OSのサポート終了間近であることと、動きがもっさりしてきた事もありPCの買い換えをしました。
PCを買うに当たりパソコンについて情報収集する中で、「自宅にはパソコンは不要。スマホとタブレットがあれば十分」という意見もあり、私も色々考えてみました。
自宅にパソコンは不要?
スマホとタブレットとパソコン。それぞれに長所・短所があり、うまく使い分けて快適な環境を構築するのが大切って思います。
これが結論なんだけれど、それだけだと味気ないので、そう考える理由をつらつら書いていこうかなと思います。
インターネットでの情報収集、音声や動画コンテンツを楽しむこと、ショッピングやホテルの予約、写真や動画の撮影、ビデオ通話までスマホ・タブレットがあれば快適です。
このような用途なら、パソコンは必須のものでは無いと思います。
ここで、デバイス毎の特徴(得意だと思うこと)を大雑把に整理しますと…
- スマートフォンやタブレット端末は、コンテンツ消費(=インプット)のためのデバイス
- パソコンは、コンテンツ制作(=アウトプット)のためのデバイス
こういうことになると考えています。
インプットが無ければアウトプットは無いと思うけれど、アウトプットはしなくたって生活はできる。
スマホやタブレットの爆発的な普及はいつでもどこでも気が向けばコンテンツ消費できる点が、ネットインフラの成長とガチッとハマった結果なのだろうと思う。
もちろんスマホやタブレットでアウトプットすることもあるし、パソコンでインプットすることもある。
作業領域によってはタブレットとパソコンはイコールに近い場合もある。(ブログや文章の執筆などの負荷の小さな作業はどうにかなる気がする)
私の場合はブログの執筆、他の副業の関係業務がパソコンの主な用途なのだが、タブレットでの執筆はしっくりこず執筆が進まなかった経験がある。
仕事でもブログでも文章を各場合、パソコンで書くということを何十年とやってきているから、キーボードを使ってのタブレットで文章執筆となると、慣れない。
なお、私はタブレットはiPadを、パソコンはWindows機を仕事でもプライベートでも使っており、文章執筆に関しWindows環境に慣れすぎており、iOS環境に慣れないという意味が多分にございます。
そんな背景もありながら、今更「文章執筆」の目的に対して不慣れな環境を克服するよりも、慣れ親しんだ環境でブログ記事を1つでも多く書くことのほうが大切と考えている。
一方でスマホ・タブレットのコンテンツ消費のしやすさはパソコンには無い素晴らしい点だ。
だからインプット→アウトプットのプロセスに、私自身はスマートフォンもタブレットもパソコンも必要と考えている。
とは言え、「これは言えるよなぁ」と思うのは、デバイス側の精密化・小型化の進化は著しい一方で、人間側の変化は無いので、体や手の大きさなどの「人間のサイズ」という制約があって、使いやすいと感じる範囲が限定されているという見方もできる。
そもそもが「人間が使うための機器」だからそれで良いのだけれども。
電子書籍はタブレットのサイズ感とあの形だから読書しやすい。文書作成はキーボードでタイピングするのが書きやすい。ソフトの操作性なども含めると最低限タブレットのサイズ感は僕は欲しい。一方で外出時や移動中には、スマホのサイズ感が良い。
余談だけど、紙の本の良さを再認識している所だ。スペースを取らないのが電子書籍最大の利点で、一時期は電子書籍こそ正義と考えて紙の本を敬遠していたのだが、モニターを眺めずに紙の本で読書するのって捨てがたいものだ。
楽譜とかはページをめくるなどのを考えると、電子書籍の方が絶対使いやすいし、文字の大きさとかも変えられるし。電子書籍の良さももちろんある。繰り返しになってしまうが、これも要は使い分けということになる。
新たな技術の融合
新しく購入したパソコンには顔認証と指紋認証をつけた。これがものすごく便利である。たぶんスマホやタブレットのログインが便利すぎて、いつの間にかパスワードを打ち込むパソコンのログインが面倒と感じるようになってしまっていた。人間、便利な方に流されます(笑)。些細な事だけれど、自宅でパソコンを開くのが億劫だった一因ではある。
セキュリティ面のメリットもあるのだろうけど、ログインがノーストレスで済むのはユーザーフレンドリーで良いなぁ。こういう技術の融合は歓迎したいです。
で、結局パソコンは要るのか?
結論としては、パソコンの要る、要らないの議論は、「その人がアウトプットをするかどうかによる」というのが結論かなと私は思う。
コンテンツを作り、アウトプットするのであれば、物理的にパソコンでしかできない作業もあるし、パソコンで作業しないと効率の悪い作業もある。
もちろんスマホ・タブレットを駆使してできなくはないのだろうけれど、パソコンであればなんてことない作業が、とても手間のかかる作業になってしまうケースがある。
得られる成果が同じなのであれば、時間を短縮できるツールは必要だと思うし、そのための投資は「有り」だと思います。
スマホ・タブレット・パソコンはそれぞれ得意な領域が異なるので、使い分けるとより幸せになれるのではないかなぁと思うのであります。
という訳で、「その人が必要だと思うのならば買えば良い」という元も子もない結論に至ったのでした(笑)