人生の折り返し地点
40歳を過ぎた頃、「今、私は人生の折り返し地点にいるのだ」と漠然と認識するようになり、色々と考えるようになりました。
この記事は、時々読み返して、どういう思いでトレーニングに取り組もうと思ったのか、自分の防備録も兼ねて書いています。
定年を迎えるまでのこと。定年を迎えた後のこと。
家族のこと。夫婦のこと。生活のこと。
やりたいこと。やりたくないこと。
自分に残っている時間には限りがある。子供が巣立った後の時間の方が長い。
こちらの記事を参考にすると、一生で子供と過ごす時間の30~40%くらいはもう過ぎてしまった。
悶々と考えたって結論なんて出やしないけど、妻や子供との時間ももちろん大切にしつつも、そればかりでは息が詰まる。
「出来る範囲でやりたいことをやる」
いろんなことがこの一言に凝縮されている。自分のためにやりたいこと、家族のためにやりたいこと。
自分本位なオヤジで申し訳ないけど、自己満足を追求するのが結局楽しいのよね。
きっかけはゴリマッチョの人
「出来る範囲でやりたいことをやる」ためには、まず自分が元気でなきゃならない。
“元気があればなんでも出来る”とは故アントニオ猪木氏の言葉であるが、裏返せば“何かをやるには元気でなくっちゃ!”って感じだろうか。
本当にその通りで、元気って大切です。
体が元気じゃないと楽しいことができないから。もうひとつ、心の元気も同じように大切。心がしょげていたら「楽しいこと」が楽しめない。
心と体どっちも元気にしたい!と考え詰めて始めたわけではなく、X(旧Twitter)で見たある人の本を何となく読んでの気づきでした。
Testosterone さんって言う、マッチョで強面なアイコンの良いこと言うあの人の本です。
良いこと言ってるなーって言うのは前から思っていて、Prime Readingで書籍が出てきたから何気なしに読んだのがきっかけなんだから、いつ誰に何が刺さるのか分からない。 「筋トレが全てを解決する」的なタイトルで、筋トレするとこんな良いことがあるよってことを延々と述べた本(笑)これが、その時の私のタイミングとも合って刺さりまくりまして。振り返ってみると、色々なことが動くトリガーだったなと思っています。
筋トレの効能
筋トレは「自分育成ゲーム」である
筋トレには“「自分を育成する」というゲーム的要素がある”ということにある日に気づきました。
- 運動・栄養・休養の3要素に資源(時間、労力、お金、情報)を投資する。
- 資源を投資した結果、身体に変化が生じる。
- その変化レベルを監視・測定して確認する
- 資源を追加投資して、更なる身体的な変化を生じさせる
そして、筋肉質になっていく自分を見て自己満足に浸る。最高です。
「投資」という言葉を使ったのは、それによるリターンがあると考えるからです。
- 外見面のリターン
- 健康面のリターン
- コスト面のリターン
どれも即効性はないけれど、40歳以降の生涯をスパンとした時に実践しているのと、実践していないのでは大きな差になっているのではないかと思うのです。
外見面のリターン
筋トレの直接的な目的でもありますが、筋肉質な身体になる。それによって、外見的な魅力を向上したい。端的に言えば、「格好良くなりたい」。これですよね。
どのレベルの筋肉が格好良いと思うかは人それぞれだけれど、私はたるんだ身体よりも筋肉質で引き締まった身体の方が格好良いと思うし、そうあることで自己肯定感が上がり、筋肉以外のたとえば清潔感など別の外見を含めて磨こうと努力する・・・って流れに持って行けたらと思っています。
子どもにとっても「格好良い父親」でいられるように。実際に思われるかどうかは子ども次第なんだけど(笑)、まぁその辺は自己満足で良いんです。
健康面のリターン
筋トレにより筋肉量を維持・向上することで身体機能を維持する。これは半分正解だが、不完全な正解だと思います。
言うまでもなく体は食べたもので出来ているので、体型維持のために栄養バランスを意識するようになり、食べる量や質(高い安いではなく、積極的に取るもの、時々食べる位に控えた方が良いもの)に対する意識は必要です。
私は筋トレスタートに併せて断酒しました。タバコの時もそうだったんですが、「止める」と自分が決断したらスパッと止められるタイプです。
「自分で決断」するのがポイントです。自分が腹落ちする目的や理由があれば、それの前ではタバコやお酒など取るに足りないものと思うからこそです。
他人に言われてもきっと止めないでしょうね。
飲みたくなった時は、1杯だけとか、今日だけとか決めて飲めば良いと思います。私は、奥さんの実家にお邪魔してご馳走になる時まで禁酒はせずに、以前と同じように飲んでたりします。
そして、睡眠。身体と脳の休息です。7時間の睡眠時間は確保するように心がけています。寝る前に15分くらいストレッチをすると、睡眠の質が上がるような気がしています。
「マインドフルネス」的なリラックス効果があるのでしょうか?
栄養、運動、休養の良いバランスが取れると体の調子が良くなります。
コスト面のリターン
健康でいることって健康な時は「当たり前」なんだけど、体を壊してからその「当たり前」をもう一度手に入れようとすると、「お金」と「時間」がかかります。
つまり健康を取り戻すコストが発生するんですね。
ひょっとしたら、コストを掛けたとしても、2度と手に入れることは出来ないかもしれない。とある記事によると、健康でいることの金銭的価値は5000万円位なんだとか。
もしかしたら、お金は宝くじで1等が当たったらどうにかなるかもしれない。
でも、時間はそうはいかない。
“お金も時間も治療に費やすよりも、人生を楽しむために消費したい。”
私はそう思います。
「健康」でいることは全ての土台だと思うんです。だから、健康でいることの価値に気づいて欲しいなぁと思います。そして、ぜひ「今」から取り組んで欲しいなぁと思います。
メンタル面の効果
筋トレで筋肉質な「シュッとした身体」に徐々に変化していく自分を好きになる。
コレって自己満足を経て「自己肯定感」を持つプロセスだと思うのです。
「自己肯定感」を持つことで、メンタル的にも良い影響を及ぼすと思っています。
この辺については、ぜひTeststeroneさんの書籍をご一読頂きたいと思うのですが、周りから認められなくても、自分が自分の努力を認めてあげるのって「自愛」だなぁと改めて思うこの頃です。
筋トレって自分との約束を守れたかどうかです。約束を破っても誰かに叱られることもありません。決めたことのの50%しかできなくても、0%よりは自分との約束を果たせたな。
そんな風に考えて、少しでも行動できたことを自分で褒めてやりましょう!
まとめ
こんな考え方で身体改造を始めました。今は行動を始めてもうすぐ6ヶ月という所です。
たぶんトレーニング量としては多くないので、大きく変わったという自覚はないんだけれど、それでも腹回りが細くなってズボンがブカブカになるといった変化は感じていて、確実に身体が締まってきているのだなと思う。
筋トレは習慣にしたいことなので、コツコツと続けること。人生の土台を強化しているのだと思って取り組みを続けて行きたいです。
以上、マインド編でした。
別記事では私はこんな風にやってます。というのを紹介したいと思っています。
それではまた。